ASMインスタンス管理

ASMインスタンスへのアクセス認証

ASMインスタンスにはデータ・ディクショナリがないため、データ・ディクショナリに接続するには管理者で接続する方法しかありません。つまり、オペレーティング・システム認証を使用してSYSDBAで接続するか、またはOracle Net Servicesを介してリモートで接続するときは、パスワード・ファイルを使用します。

ASMのオペレーティング・システム認証

オペレーティング・システム認証を使用する場合は、SYSDBA権限でローカルに接続する認可が、特別なオペレーティング・システム・ユーザー・グループを使用して付与されます。これらのグループは一般にOSDBAと呼ばれます(UNIXでは通常、OSDBAはdbaグループになります)。 デフォルトでは、OSDBAグループのメンバーは、ノード上のすべてのインスタンス(ASMインスタンスを含む)にSYSDBA権限で接続することが認可されています。SYSDBA権限でASMインスタンスに接続するユーザーには、そのASMインスタンスで管理されるすべてのディスク・グループに対する完全な管理アクセス権があります。

ASMのパスワード・ファイル認証

Oracle Net Servicesを介してASMをリモート管理するには、ASMのパスワード・ファイルを作成する必要があります。パスワード・ファイルは、Enterprise Managerを使用してASMに接続する場合にも必要です。

ASMインスタンスの起動と停止

STARTUPモード:

FORCE:ASMインスタンスを再起動する前に、ASMインスタンスに対してSHUTDOWN ABORTを発行します。
MOUNT、OPEN:ASM_DISKGROUPS初期化パラメータで指定したディスク・グループをマウントします。コマンド・パラメータが指定されていない場合は、これがデフォルトになります。
NOMOUNT:ディスク・グループをマウントせずにASMインスタンスを起動します。

SHUTDOWNモード:

NORMAL、IMMEDIATE、TRANSACTIONAL:
ASMは処理中のSQLの完了を待機し、その後、全ディスク・グループの所定のディスマウントを実行してASMインスタンスを停止します。データベース・インスタンスがASMインスタンスに接続している場合は、SHUTDOWNコマンドでエラーORA-15097が返され、ASMインスタンスは実行中のままになります。
ABORT:
ASMインスタンスは、ディスク・グループの所定のディスマウントを実行せずに即時に停止します。これによって、次にASMを起動するときにリカバリが実行されます。データベース・インスタンスがASMインスタンスに接続されている場合、データベース・インスタンスは異常終了します。

ASMインスタンスのメモリー要件

ASMインスタンスは、データベース・インスタンスより小規模です。最大規模のASMインストール以外は、64MB SGAで十分です。標準的なASMインスタンスのメモリー合計は約100MBです。

CSS要件

ASMとそのクライアント・データベース・インスタンスの間で同期化を有効にするには、クラスタ同期化サービス(CSS)デーモンが必要です。

LinuxおよびUNIXプラットフォーム上、crsctl check cssdを発行してCSSデーモンが判別できます。

[oracle@sx-db01-t ~]$ crsctl check cssd
CSS appears healthy

CSSデーモンを起動し、再起動時に常にデーモンを起動するようにホストを構成する手順は、次のとおりです。

1.ホストにルートとしてログインします。

2.$ORACLE_HOME/binが環境変数PATHにあることを確認します。

3.次のコマンドを入力します。

localconfig add
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